大津司郎ウェブサイト、アントールドフロントライン。アフリカの地平から世界を開く。

活動報告

2006年8月

織田裕二さんアフリカ、チンパンジー&ゴリラの本番ロケ

8月8日夜、ぼくと織田さんのスタッフ(5人)はダルエスサラームのニューアフリカホテルで、合流。翌日、午前、織田さん抜きで市内、魚市場などを撮影、午後、国内便でキゴマへ発つ。例のオンボロ、アクア・ロッジに一泊、今回ももちろん蚊取り線香をガンガン焚く。翌朝、機材、私物等を2隻のボートに積み込み、ゴンベの森へと出発。ロケは10日から13日まで、ミツンバ・ロッジをベースに行われた。織田さんのアフリカはいつもついているのか、今回も親子チンプや水飲み(珍しい)など貴重な映像が撮れた。織田さんがあんなにアウトドア派?で釣りが好きだったとは知らなかった。ロケが終わり、森から帰ると、皆まず湖に飛び込んで泳ぐ、その後釣りをするのだが、アーミー帽を被り、服を着たまま腰まで水に浸かって織田さんはずっと魚の当たりを待っていた。口にタバコをくわえながら・・・。相当忍耐強い、湖に反射する午後の逆光の光の中で、織田少年?(失礼!)はイツまでもイツまでも魚信を待っていた。集中力と少年の心がふとかい間見れた。

ゴンベからは時間の節約のためチャーター機でルワンダのキガリまで飛んだ(約1時間半)。宿泊したキニギ村のロッジ、ゴリラ・ネストは中々洒落たロッジで良かった。夕方になると、皆でベルギー産のミツギ・ビールを飲んで談笑した。ただ寒いのでそこそこに引き揚げたが。夜はさらに冷えて、寒いなあと言ったら、織田さんが黒の長袖シャツタイプのフリース(NORTHFACE)を貸してくれた。欲しいなと思ったが、翌朝マネージャーに取り上げられた(笑)。ゴリラの撮影は、順調に行き、とくにシルバーバック、子供ゴリラなど、無事撮る事ができた。今回、以前(2004年)のロケよりは、2回目ということもあり、少し身近に話しをすることができた。織田裕二は中々のナイスガイ!だ。(ルワンダ虐殺があった教会も訪ねていただいた)。

ぼくは、翌々日(24日)、日本からの「ヌーの川渡り」を見に来るツアーのお客さんをケニヤのナイロビで迎えるため、一足先にキガリを後にした。